長野移住を考える方にとって、「仕事」は最大の壁と言っても過言ではないのではないでしょうか。「仕事さえあれば…」そんな声をよく聞きます。
安心してください。仕事はあります。
ただし、求人の数はやはり東京などの都市圏に比べれば少ないので、「数打てば当たる」という力技の戦法ではなかなか勝てません。戦略が必要です。
そこで、長野での転職活動をする上で絶対に知っておきたい5つのポイントを、私の体験談をもとにお伝えします。
1. 「長野に住みたい」は隠さず、志望動機に込めるべし

「長野県に移住したいので御社で働きたいです」と言うのは、一見、転職の志望動機としては弱いように思えますが、なるべくはっきりと伝えた方がいいです。
私は一度、移住への想いを伏せて「仕事内容」だけで面接に挑んだことがあります。結果は、志望動機が曖昧だと判断されて不採用。企業側からすれば、「なぜわざわざ長野の、うちの会社なのか?」という納得感が欲しかったのです。
「この土地が好きで、ここに根を張って働きたい」という覚悟は、地方企業にとって大きな信頼材料になります。
もちろん、「長野に住みたい」だけではまだ弱いです。プラスして、「これまでの経験を活かして、こんなことにも挑戦したい」といった仕事への意欲も伝えられると良いでしょう。
2. フルリモートは超激戦区。「未経験可」には要注意

最近、地方に移住して、フルリモートの仕事をする人も増えています。地方にいながら、東京並みの報酬がもらえる仕事は、魅力的に映るでしょう。しかし、現実はそう甘くありません。
私自身、フルリモートの仕事にも散々応募しましたが、多くは書類で落ちました。書類が通っても、「長野に住んでいる」と伝えたところ、「何かあった時にすぐに会社に来られないと困る」と言われ、面接が3分で終わったことがあります。「書類にも長野在住と書いたのに…」と悲しい気持ちになりましたが、転職活動なんてそんなもんです。
やはりフルリモートは超激戦区です。特にIT業界などでの経験・スキルを持っているか、もしくは報酬をかなり妥協しなくては難しいと感じました。
中には「未経験OKのフルリモート」という求人もありますが、蓋を開ければコールセンター業務だったり、実際は出社が必要だったりすることもあるので、応募前に会社の口コミはある程度調べておきましょう。
3. 地域を絞りすぎず「ご縁」を信じてみる

「安曇野に住みたい」「佐久市に住みたい」など、移住先の希望は人それぞれあると思います。
しかし、農業などをやるならともかく、企業に就職したいのなら、エリアを絞りすぎるのは危険です。東京と比べると求人の数が桁違いに少ないので、地域を絞りすぎると、出会えるはずの優良企業を逃してしまいます。
長野はどこも個性的で素敵な場所です。「仕事が決まった場所に住んでみる」というのも、その地域にご縁があったということ。あまり初めから地域にこだわりすぎないようにしましょう。
ただし、北信エリア(北部)などの豪雪地帯は、雪に慣れていない人には過酷です。自分が生活できそうなエリアかどうかだけは、きちんと調べておきましょう。
4. 決断に「100%の納得」は来ない。先延ばしは勿体無い

移住には不安がつきものです。納得するまで悩みたい気持ちもわかりますが、正直、住んでみないとわからないことだらけです。
他人の体験談をあれこれ調べようにも、合う・合わないは人それぞれ。100%自分と同じ感覚のロールモデルなんて存在しません。「とりあえず動いてみて、受かっちゃったら住んでみよう」くらいの「勢い」が、人生を大きく変えるきっかけになります。
それに、年齢が上がるにつれ、転職で求められるスキルも上がっていきます。悩んでいる暇があるなら、早く転職活動を始めてしまった方がいい気がしませんか?
5. 「円満退社」が最強のセーフティネット
最後に余談ですが、転職が決まったら、今の会社を円満に辞めることも、意外と大事です。
「万が一、長野の生活が合わなかったら、また元の会社に戻らせてもらえるかもしれない」と思えるくらいの関係性を築いておきましょう。
私自身、「会社が嫌というより、どうしても長野に住む夢を諦められなくて…」と正直に伝えたところ、「長野が合わなかったらいつでも戻っておいで」と言ってもらえました。
正直、移住前は長野での暮らしに不安もたくさんあったので、この「帰れる場所がある」という安心感が、移住という大きな挑戦を支える心の余裕に繋がりました。
おわりに
少しでも長野に住んでみたいという気持ちがあるなら、まずは「求人を眺めてみる」ところから始めてみてはいかがでしょうか。そうこうしているうちに、気づいたら応募していて、気づいたら受かって長野に移住する、なんてこともあるかもしれません。


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